算数「立体図形」

立方体の展開図は11種類 向かい合う面と、重なる辺の見つけ方

公開 執筆・確認:ミルホド編集部

立方体の展開図の問題では、「組み立てたとき、この面と向かい合う面はどれか」「この辺と重なる辺はどれか」がよく問われます。頭の中で組み立てられなくても、決まった手順で見つけられます。

展開図は全部で11種類

立方体の展開図は、回したり裏返したりして同じになるものを1つと数えると、全部で11種類です。並び方で4つの型に分けられます。

1-4-1型(6種類)

横に4つ並んだ面の上と下に、1つずつ面がつきます。

1-4-1型の展開図
1-4-1型の展開図
1-4-1型の展開図
1-4-1型の展開図
1-4-1型の展開図
1-4-1型の展開図

2-3-1型(3種類)

2-3-1型の展開図
2-3-1型の展開図
2-3-1型の展開図

2-2-2型(1種類)と 3-3型(1種類)

2-2-2型の展開図
2-2-2型
3-3型の展開図
3-3型

すぐに「展開図ではない」とわかる並び方

  • 5つ以上の面が一直線に並ぶもの(組み立てると、はしの面どうしが重なる)
  • 4つの面が「田」の字に集まるもの(1つの頂点のまわりに面が4つ集まってしまう)

ただし、これは代表的な例です。この2つに当てはまらなくても、組み立てると面が重なってしまう並び方はあります。最後は、向かい合う面の組を確かめて判断します。

向かい合う面の見つけ方

ポイント

一直線に並んだ3つの面のうち、両はしの2つの面は向かい合う。(間に1つはさむ、「1つとばし」)

下の展開図で、同じ文字の面どうしが向かい合います。横に4つ並んだ面は、1つとばしで「あ」と「あ」、「い」と「い」が向かい合います。上と下の面「う」どうしも向かい合います。

1-4-1型の展開図。向かい合う面に同じ文字が書いてあるうあいあいう
同じ文字の面が、組み立てたときに向かい合う。横に並んだ面は1つとばし。

2-3-1型や3-3型のように、3つの面が一直線に並んでいないところは、1つの面を決めて、となりの面を実際に90°ずつ折っていく向きを追いかけて考えます。どの面が底になり、どの面がふたになるかを順に決めていくと、向かい合う面がわかります。

重なる辺の見つけ方

ポイント

展開図で、1つの頂点のまわりに3つの面が集まり、すき間(90°)があいているところでは、そのすき間をはさむ2本の辺が、組み立てると重なる。重なった辺のとなりどうしも、順に重なっていく。

下の展開図で、同じ色の辺が組み立てると重なります。

  1. 赤:展開図でいちばん上にある面(ここでは「上の面」と呼びます)の左の辺と、左はしの面の上の辺。この2辺は、1つの頂点のまわりで空いている90°のすき間をはさんでいるので、重なります。
  2. 青:横に4つ並んだ面の、右はしと左はし。4つの面は輪のように巻かれるので、両はしの辺が重なります。
  3. 緑:右はしの面の上の辺と、上の面の上の辺。組み立てると右はしの面がふたになり、その上の辺が、上の面の上の辺とくっつきます。
十字の形の展開図。重なる辺の組を赤、青、緑で示している
同じ色の辺が、組み立てると重なる。赤は、90°のすき間をはさむ2辺。青と緑は、そこから順にたどって見つける。

重なる点(頂点)も同じように見つけられます。組み立てたとき、立方体の1つの頂点には3つの面が集まります。展開図では、1つの頂点が1〜3か所に分かれてかかれているので、重なる辺をたどって、同じ頂点を探します。

入試での問われ方

  • 「この面と向かい合う面はどれか」:1つとばしで探す。一直線でないところは、面を動かして直線にする。
  • 「この辺と重なる辺はどれか」:90°の角をつくる辺から順にたどる。
  • 「次のうち、立方体の展開図になるものはどれか」:一直線に5つ以上の並びや「田」の字の並びがあれば、すぐに外せる。残りは、向かい合う面の組がちょうど3組できるかを確かめる。

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